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郵便局ふるさと小包便麺ランキング

なか川も郵便局さんには大変お世話になっています。
なか川でも郵便局さんには大変お世話になっており、ゆうパック友の会をやっています。これは、なか川の商品だけを1枚のチラシに印刷し、地元の郵便局から西日本を中心に各郵便局に配布し、そこから各郵便局に宣伝してもらうというやり方です。
商売的には配送料込みの価格設定なので、配送料は郵便局さんの儲けということです。なか川から見れば配送料の一部は営業費といった感じです。しかし、この方法は郵政民営化に伴い、地元の郵便局長さんのお話では9月までで出来なくなるようです。

さて、ゆうパック友の会とは別物なのですが、郵便局さんがやっていらっしゃるということで、郵便局ふるさと小包便の麺のランキングはどうなっているのか見てみましょう。

~郵便局ふるさと小包便 ラーメンランキング~
郵便局ふるさと小包便は全国の食品はじめ特産品を集めた通信販売を行っているものです。ジャンルは13に分かれており、その中の一つに麺類があります。調べてみると、めん類の総数は304件となっています。<郵便局ふるさと小包便のホームページ>

現在とは多少、商品構成は違うと思われますが、平成18年度のラーメンの売れ筋ランキングがありますので見てみましょう。18年度はラーメンだけで47件あります。

1位 札幌西山ラーメン 西山製麺㈱ 北海道
2位 会津喜多方ラーメン ヤマゴ㈱ 福島県
3位 いがらしの喜多方生ラーメン ㈱五十嵐製麺 福島県
4位 河京の喜多方ラーメン(生) ㈱河京 福島県
5位 三都ラーメンの旅・ラーメン屋の味 新日本海物産㈱ 北海道
6位 北海道発旭川らぁ~めん 旭川製麺㈱ 北海道
7位 はこだて生ラーメン ㈱丸豆岡田製麺 北海道
8位 札幌ラーメン横丁出前便 ㈲鹿追町振興公社販売 北海道
9位 博多・久留米豚骨ラーメン8食 ㈲マルヤ商事 福岡県
10位 博多長浜生ラーメン ジャパンフーズ㈱ 福岡県

このランキングはかなり見事な結果となっています。ご当地ラーメンランキングでも、3大ラーメンは札幌ラーメン、博多ラーメン、喜多方ラーメンといった結果が出ていましたが、この郵便局ふるさと小包便売れ筋ランキングはベスト10に北海道、福島、福岡の3道県しか入っていない!しかも、このランキングを見る限り、福岡が9,10位というところで、ラーメンオブキングは札幌ラーメンか喜多方ラーメンということでしょうか?

~郵便局ふるさと小包便 そば・うどんランキング~
今度はそば・うどんのランキングもあるので見て見ましょう。

1位 越前そば ㈱越前そば 福井県
2位 さぬき打ちたてうどん ㈲うどん田中 香川県
3位 岩手半なまわんこそば ㈱北館製麺 岩手県
4位 信州更科そば 千曲農産加工㈱ 長野県
5位 梅津屋氷見うどん ㈱梅津屋 富山県
6位 水沢うどん ㈱大澤屋 群馬県
7位 国産小麦のさぬき手延べうどん ㈱井筒屋 香川県
8位 藤麺包丁切りさぬきうどん ㈱藤井製麺 香川県
9位 みそ煮込みうどん ㈱山本屋総本家 愛知県
10位 なごやきしめん亭 ㈱なごやきしめん亭 愛知県

こちらもそばは、越前そば、わんこそば、更科そば、うどんはさぬきうどんと有名どころが揃っています。この中で目立ってるのはやはり3件ランクインしているさぬきうどんでしょうか。

やはり、ラーメンにしても、そば・うどんにしても歴史と伝統があり、そしてまちをあげて頑張っているところが上位に来ているようです。

~楽天市場、YAHOOショッピングのランキング~
食べ物にはその背景にある歴史や伝統は大切な要素ですが、郵便局のふるさと小包便はおそらく、その購買者は年齢は高めなのではないかと思います。またどちらかといえば、家庭用というよりは贈り物中心なのではないでしょうか?このことがランキングに与える影響を考えてみると、誰もがよく知っている有名な麺がより上位にくる要因になっていると思います。また、販売者も揃って会社規模のところで、個人経営のお店は1件もありません。

では、それとは反対の要素があると思われるもの、例えば楽天市場やYAHOOショッピングではどのような麺が売れているのか調べてみましょう。

まず、楽天市場から食品・スイーツのランキングの麺類の週間ランキングはどうでしょうか?製麺会社というよりお店が多く入っているようです。

次にYAHOOショッピングはどうでしょうか?パスタ、麺類のところをみてみると、これも季節がら(2007.4.9現在)冷麺を中心にお店の健闘が光っているようです。

ランキングは日々更新されていて、ここで順位を書いてもすぐ古くなってしまうので書きませんが、このように年齢層、販売方法、そのショッピングサイトの特性によって、かなりランキングが変わることがわかります。

~考察~
これらのランキングからどのようなことが考えられるでしょうか?なか川は麺類の製造・販売業の会社なので、売るほうの立場から考えてみます。

食に対して信用や伝統を重んじる購買者と新しいもの斬新なものを先んじて購買する層に分かれているようです。何事も、人それぞれ色々な価値観で物事を判断するように、食においても重要とされるポイントは色々あるようです。

さて、麺業界も日々新商品が発売され、様々な宣伝活動がされています。先日触れた、永谷園の焼きラーメンもテレビコマーシャルを始めていました。零細企業、個人でも最近はインターネットなどを通じてそれなりに宣伝活動が出来るようになりました。

そんな中で、その商品が生き残って行く為にはリピートされる商品かどうかということが非常に重要になってきます。そういった意味で、郵便局ふるさと小包便で上位にランキングされている、札幌ラーメン、喜多方ラーメン、博多ラーメン、越前そば、わんこそば、更科そば、さぬきうどんなどは歴史と伝統があり人々に長く支持されているという非常に強みがあります。これを守っていくためには地域全体での高品質(味)の維持が大切だと思いますが、あまりに有名になると、そのブランドに便乗した商売をする人も出てくるので、その辺は注意が必要で、どんなブランドであっても、消費者は見極める目を持つことも大切でしょう。

次に新商品についてですが、こちらもブランドに乗っかって出される商品も多いですね。先ほど言った焼きラーメンもそのひとつ(それほど有名ではないが歴史と斬新さを兼ね備えている)ですし、有名店の名前を付けた商品も多いです。これらの商品はある程度売れる要素があるといえます。

一方、新しい製造方法や食べ方を提案した商品もあります。こちらはヒットすれば独占出来る可能性もあるでしょうが、一般的に考えて前述の商品より販売の難しさはあると思います。

そのような商品は楽天市場やYAHOOショッピングの方で見かけることも出来ます。何かしらお得なキャンペーンを打っている場合には上位に来やすいので、その辺は見極めなければいけませんが、あまりなじみの無い商品がランキング上位にきている場合にはちょっと注目です。

また、なか川もそうですが、楽天市場やYAHOOショッピング、有料の検索エンジン広告(アフェリエイト)などに一切だしていない商品もありますが、最近は個人のお店でもホームページぐらい、またホームページが無くてもブログぐらいは持っているお店が多いので、地道に検索エンジンで調べてみるのもいいかも知れません。

宣伝することも企業努力のひとつでその努力は賞賛されるべきことと思いますが、その経費も最終的には商品価格に含まれるものなので、なかなか中小零細企業や個人のお店にとっては宣伝、まして有料のものはままなりません。しかし、そういったものの中に、地域に根ざしたこだわりをもった素晴らしい商品もあるものと思われますので、見る目に自信のある方は、そういった商品を見つけることも、また楽しみのひとつになるかも知れません。

~掘り出し物の商品を見つけるには~
最後に掘り出し物の商品の見つけ方を書いておきます。

先ほども述べましたが、最近はブログを書いているお店は沢山あります。そして、その商品のブログを記事にしている購入者のブログも沢山あります。例えば、なか川のホームページでもお客様の声のページでお客様のブログを紹介しています。

見つけ方のひとつの方法として、YAHOOのブログ検索で、検索すれば最新の情報を見ることが出来ます。ブログは会社が作っているホームページと違って、購入者の生の声がわかるものが多いので商品の評価も公正に判断しやすいと思います。

なか川のお客様の声のページも最近ちょっと更新していないので、「なか川」というキーワードを入れて「なか川 ラーメン」、「なか川 つけ麺」または商品名をそのまま入れて検索してもらうと新しい情報が見つかるかも知れません。

このようなやり方で、あなたのお気に入りの商品を見つけることも出来ます。

最近は、インターネットで色々な商品情報を見ることが出来、その商品の評価も調べることが出来ます。その一方で、マスメディアでも事実と異なる内容が語られ問題にもなっています。会社の宣伝を鵜呑みにするのではなく、自らが情報を判断する力も必要なのではないかと思います。そのような目を持って、あなたのお気に入りの商品をみつけてください。

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