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冷凍麺

~冷凍麺のメリット~
最近、冷凍麺の生産量はかなりの勢いで伸びています。冷凍食品の品目では昔からコロッケが1位だったのですが、冷凍麺が並んできました。詳しい資料がないので今時点でのはっきりした順位はわからないのですが、並んだか、抜かしているぐらいではないかと思います。

冷凍麺は、「冷凍茹麺」と「冷凍生麺」に分けられますが、伸びてきているのは「冷凍茹麺」の方です。

生麺というのは、茹でる前の状態、茹麺は茹でた後の状態をいいます。冷凍生麺の生産量は冷凍茹麺の生産量の1パーセントもありませんので、ここでは冷凍茹麺のお話をします。

冷凍麺は、昭和55年ごろから出始め、始めは業務用が伸び、その後家庭用が伸びてきました。
冷凍麺のメリットは、
①瞬時に冷凍させるので出来たての状態で保存できる。
②1分程度お湯で解凍すれば食べられる。
という美味しくて、調理に時間がかからないということが挙げられます。ここで冷凍麺の生産量の伸びを表でみてみます。(表の数字は日本冷凍めん協会より抜粋)

【平成元年】
うどん(12,230)そば(1,087)ラーメン(6,523)スパゲッティ(7,339)冷凍麺合計(271,800)
【平成5年】
うどん(44,040)そば(4,092)ラーメン(26,508)スパゲッティ(25,608)冷凍麺合計(1,002,480)
【平成9年】
うどん(63,344)そば(7,726)ラーメン(40,170)スパゲッティ(43,260)冷凍麺合計(1,545,000)
【平成14年】
うどん(89,197)そば(10,372)ラーメン(47,709)冷凍麺合計(60,156)冷凍麺合計(2,074,340)

~冷凍麺はうどん、スパゲティ~
最近は、ラーメンブームではありますが、冷凍麺の生産高は、うどん、スパゲッティ、ラーメン、そばの順になっています。これは、冷凍麺のメリットである解凍すればすぐ食べられるという調理時間の短さが、うどんやスパゲティなど太物や乾麺では、茹でるのに時間がかかるという手間を短縮していることが大きな要因だと思います。

このように、美味しくて手間要らずの冷凍麺が伸びている一方、スローフード(例えば家で手打ちうどんを作るというような)を楽しむ人たちも増えているといわれているのは、いかにも現代らしくて面白いですね。

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