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パスタの躍進

パスタは、日本で製造され始めてから50年を過ぎ、供給量も増加傾向にあります。そうした中でも特に女性に人気があるようです。
そこで、今回はパスタについての話です。

<平成17年12月16日麺業新聞より>

~日本製パスタ50周年 生パスタはこれから~
日本でパスタが製造されだしてから今年で50周年を迎えました。米不足の時代に小麦粉を使用して人造米を作る研究のためにイタリアからマカロニ製造機を輸入、これを活用して日本製粉の子会社と日清製粉グループの企業がマカロニを製造発売したのが昭和30年です。その後、ロングパスタ(スパゲティ)も製造されるようになり、今では平成16年度で国産乾パスタの生産量は15万トンを超えています。

これにイタリアなどからの輸入分を加えると、乾パスタの国内供給量は26万トンに達します。この数量は、日本の伝統的めん類である乾めんの生産量約23万トンを上回っており、それだけでなく、めんの種別(うどん、そば、ラーメン、パスタ)でみてもパスタの存在感は年々増してきています。

現在、めん類は原料小麦粉使用量で年間約150万トン供給されていますが、このうちラーメンが約70万トン、うどんが約30万トン、パスタが約26万トン、日本そばが15万トンなどとなっており、残りがそうめんやひやむぎなどです。そしてこの10年間の供給動向を見ると、約150万トンという総量にはほとんど変化はなく、ラーメンとうどんが減少し、パスタの供給量が伸びています。このままの傾向が続くとパスタの供給量がうどんの供給量を上回ってくることも十分に予測されます。

そのパスタですが、供給量が伸びた時期に大きなポイントが2つあります。
1つは学校給食にソフトスパゲティ式めんが採用された昭和40年代とコンビニに調理パスタが並びだした平成に入ってからです。ソフトスパゲティでパスタ料理の味を覚えた子供達が成長し、これがパスタの消費拡大につながりました。コンビニの調理パスタは簡単に食べることができ、コンビニ側としても通年商品として販売できることから、いまではコンビニの調理めんの主役の一つになっています。

また、イタリアンレストランやパスタ専門店が、「女性にとってのラーメン店的存在」として増加しており、都心部などにおいては店舗数がラーメン店を上回るところさえ出てきています。加えてパスタは洋風ファミリーレストランはもとより、喫茶店、ファーストフードショップでも多くの店のメニューに取り入れられています。

そのパスタですが、現在の主流は乾パスタです。
農林水産省の統計も乾パスタのみであり、生パスタの統計はありません。しかし、ここにきて生パスタへの関心が高まっており、イタリアンレストランやパスタ専門店においては「生パスタ使用」をうたう店が増加しています。パスタの本場・イタリアではレストランなどで乾パスタを使用する例は少ないといわれ、また、公式の席で出されるパスタ料理は生パスタだとされています。

日本においてパスタがうどんの供給量に迫るほど普及したいま、この消費量をさらに押し上げるのは生パスタなのではないでしょうか。

生パスタは日本人がめん類に求めるモチモチシコシコとした食感をもっており、人々の評価も高いです。また、茹で時間が短くソースの絡みも良い。これらの特徴が人々に理解され始めてきており、今後パスタ消費の牽引役になる可能性が強いとみられています。

ということで、パスタがうどんに迫る勢いであるということですが、ここで、麺に関するアンケート結果があるのでそれをみてみましょう。

<平成17年12月2日麺業新聞より>
~麺はラーメンとパスタ~
ミツカン調査~子供に人気のおかず~

ミツカンは、このほど「子供の食生活に関する調査」結果を発表しました。この調査は首都圏在住で夫・小学生の子供と同居している30~49歳の既婚女性を対象に実施し、342名から回答を得たものです。この中で「子供がリクエストするおかず」について聞いています。それによると、子供に人気のおかずのベスト10は次の通りでした。

①カレー(52.3%)
②からあげ(46.7%)
③ハンバーグ(42.1%)
④ギョウザ(37.1%)
⑤すし=五目・いなり等(36.4%)
⑥ラーメン(33.4%)
⑦焼肉(31.5%)
⑧パスタ(28.8%)
⑨シチュー(21.9%)
⑩納豆(20.5%)。

男女別でめん類については、男子がラーメン37.4%、パスタ23.9%だったのに対し、女子はパスタ34.5%、ラーメン28.8%という結果でした。

~まとめ~
いかがでしょうか?「子供がリクエストするおかず」とはいえ、ここでは、パスタがうどんに迫るというより、うどんは出てこなくて、ラーメンに迫ってます。
そして、イタリアンレストランやパスタ専門店が「女性にとってのラーメン店的存在」として増加しており、都心部などにおいては、店舗数がラーメン店を上回るところさえ出てきています。という部分もうなずけそうな結果ですね。

そして、「なか川」でも最近、専門店使用の生パスタの製造は増えてきており、「消費量をさらに押し上げるのは生パスタ」というのもうなずけるように思います。

そういえば、私自身も外食でよくパスタ食べています。

 
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